324: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/03/31(土) 22:41:55.05 ID:uwbNG8xM0
第十三話 腐川さんをすくえ!(後編)
石丸「それではこれより、第一回腐川君を救おう会の開始をここに宣言する!」
ワーパチパチパチ!
呼ばれた側なのにいつの間にか議長となっている石丸の音頭によって話し合いは始まったのだった。
石丸「とは言ったものの、正直僕も腐川君のことはまだ怖いしさっぱり名案がわかない。
なので、まずはこの会の主催者である苗木君に意見を求めるぞ!」
苗木「えっ、僕?! えっと……僕もみんなの案が聞きたくて呼んだから、特に意見は……」
大和田「おいおい、しっかりしろよ主催者」
不二咲「でも、こういうのはデリケートな問題だからちょっと難しいかも……」
のび太「霧切お姉さんはなにかいいかんがえない?」
霧切「……悪いけど、コミュニケーションに関しては私よりみんなの方が得意だと思うわ」
石丸「何ということだ。これだけの人数が集まって一つも案が出ないとは……」
大和田「あー、どうすんだよ」
舞園「あの……」
苗木「舞園さん? 何か思いついたの?」
舞園「案という程でもないんですが……この場に腐川さんを呼んだらどうでしょう?」
石丸「そんな! 腐川君を救うための会なのに君は本人自らに案を出させると言うのかね?!」
舞園「いえ、そうではなくて……自分に味方がいる、一人じゃないってわかるだけで、
人は安心出来るものだと思うんです。……私がそうでしたから」
ドラえもん「ああ、なるほど……」
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