40:名無しNIPPER
2018/01/05(金) 01:13:12.65 ID:F8+nLa2o0
パーテーション越しに、そっと耳を近づける。
P「最近のケイトは本当にいいですよ。何かが噛み合うちょっと前、みたいなところだと思うんですよ」
カミアウ、マエ。
わかるような、わからないような。
千夏「本当に信頼してるのね」
P「なんというか、“様になってきている”のがわかるんですよ」
……サマに、なる。
P「ファンとの握手会ではキュートで可愛い笑顔で。ライブのステージではカッコよくて華やかで。レッスン時は懸命で凛々しい姿で。プライベートでは優しい表情で。『こうありたい』『こんな姿なら素敵』をイメージして、やってみて、アドバイスをちゃんと活かして、どんどんよくなっていってる」
プロデューサーの熱弁が届く。
…………エット、そんなに、ソウ……デスカ?
P「きっとそんなケイトの姿を見て、こんな風になりたいって思った子もいるはず。そのくらい魅力的だし、どこかできっと、彼女の魅力が加速度的に広がるタイミングがきます。それは決して遠くない」
千夏「フフ。たいした自信だこと」
P「……ま、僕がそんな彼女に見合った仕事をもっと取ってこないとって話なんですけどね」
自嘲的にトボけた空気を出すプロデューサー。
でもパーテーション越しの私はモウ、恥ずかしくて。
そして、それ以上に、うれしくて。
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