3:名無しNIPPER[saga sage]
2018/01/04(木) 09:30:18.02 ID:MFlnIKYH0
照月「こ、こたつから出られない!?」
提督「クハハハッ!!そうだ、出られないだろう!」
提督「そのこたつは節目のない正目の木材のみを使用している。そして布団はガチョウの胸毛から取れる最も柔らかい羽毛のみを詰めた最高級品だ!」
照月「ううぅ……この肌に吸い付く様な質感……。触れている事すら分からないほどの軽い布団だなんて……。そんな……体がここから出る事を拒んでるの?」
提督「更に、ただの備長炭だけではない。香木を混ぜる事でほのかに甘味のある香りを生み出すとともに……」
照月「ああぁぁぁっ。熱が……熱がぁっ!」
提督「そうだ!じっくりと貴様の中にまで熱がしみ込んでいくのが分かるだろう!」
照月「だめ……だめぇぇ」
提督「クククッ。そのままそこでこたつを堪能しているがいい……。何、すぐに終わるさ」
照月「……はっ、初月……!だ、駄目……ここで頑張らなきゃ……」ズズッ
提督「ほぉ……さすがだ、褒めてやろう。まさかまだ動けるとはな」
照月「だって照月は……お姉ちゃんだから……だから……」
提督「まあ、これだけで動けなくなっては面白くない。せっかく色々と準備したのだ、楽しませてくれんとな」
照月「え……?」
提督「さあ照月、これをやろう」
照月「そんな……それは……反則だよぉっ」
提督「私は出し惜しみなどせん。始めから最高の攻めをさせてもらう」
照月「ああぁぁぁあぁっ!!」
提督「さあ、味わうがいい!この……最高級の温州蜜柑、大坊みかんをな」
照月「いや……そんな……手が勝手にぃ」
提督「ほかのミカンと違い、樹上で完熟するまで待ってから収穫した蜜柑だ。ただの蜜柑とはその糖度も、酸味も匂いも!すべてが比べ物にならんほど濃厚だろう!」
照月「ダメぇ……。ダメェ……」
提督「更にこたつという場が!環境が!その味をよりうまく感じさせる。もう貴様はそのこたつから離れられんだろう!」
照月「んむんむんむ……」
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