117: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/08(月) 15:56:39.33 ID:tFR3WIer0
対して、まほは何も言わない。『んん』すら無いのは妙だなと思って、ちらりと横に目を遣ると、まほが俯いていた。
髪で顔が隠れて見えないので、どうしたんだろうと覗き込むと、見事に真っ赤になっている。
驚いて、熱でもあるのかと声を掛けた。
「おい、大丈夫か」
「い、いや、本当に可愛いなと思って」
「んなっ」
どうやら『デート』という単語が思いのほかヒットしたらしい。
こっちまで赤くなってしまった。化粧にならないからあっちへ行ってろと、まほを追い払う。
全く、変なところでうぶなやつ。
それ以上の事、平気でしてくる癖に。
昨日のお風呂での事を思い出す。
そのせいで、一人でまた真っ赤になってしまった。
お化粧、もうちょっと掛かりそうだな。
【千代美・おわり】
【朱の盆・おわり】
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