17:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 16:58:13.44 ID:GlK7P5xA0
……
飴を舐め、平静を保ちつつ教室へと歩を進める。
今は私が一方的に嫌ったという関係にある。私を切り捨ててもらうなら、向こうから嫌われる必要があるわけだ。
そんなことを思案しながら教室の扉を開く。
「お、おはようございます……サターニャさん……」
「……」
強く唇を噛み締め心を抑え、無視を決め込む。飴の甘さの中に微かに血の味が混じった。
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