17:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/01(月) 21:25:53.81 ID:3BTb0vF80
恭子「もう咲がここに越して結構経つってのに……」
咲「はあ……」
恭子「あんたが寝てる間に、鞄から持ち出してキーコピーをしようかと思うくらいには思い悩んだわ」
咲「恭子さん……それは犯罪です」
さすがに若干引き気味に言うと、メゲルわ…と呻 く。
咲は残ったプリンを完食してしまうと、おもむろに鞄を漁って、それを差し出した。
咲「これ、あげます」
恭子「……ええんか?」
驚いたように目を見張る恭子の掌に鍵を落とす。
咲「次はもっと早く呼びますね。充電が切れる前に。というか、その前に恭子さんが来てください」
恭子「充電?」
咲「はい。恭子さんと、私の」
恭子「……ああ。せやな」
目に見えて嬉しそうな表情をした恭子が、顔を近づけてくるものだから。
授業の開始時間が迫っていることを伝えるべきか、咲は少しだけ迷った。
カン!
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