【モバマス】三船美優「ファム・ファタールとおしっこ革命」
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28: ◆K1k1KYRick[saga]
2018/01/01(月) 20:51:33.11 ID:nhy0bn3P0

「……。楓さん、貴方の気持ちは俺なりに分かっています。
 ……ですが……」

「……。美優さんの事、忘れられないんですね?」

美優Pはうなづいた。美優が居なくなって数年、彼女の消息は分からない。

新しい恋を見つけろとアドバイスする上司もいる。

そしてその相手に楓はこの上ない相手だった。

「……。すみません……」

あれから六年間、とうとう彼は美優が忘れられなかった。

初めてプロデュースし、CDの売り上げに一喜一憂した

あのセピア色の記憶はまるで昨日の事のように思い出す。

この手の中に温もりがなくても、彼女の存在は既に彼の一部となっていた。

「……。いいえ、あれだけ愛していたんです。
 そんな一途な貴方の姿に、私は……」

「……。楓さん。貴方の気持ちに応えられませんが
 貴方が最高のアイドルである事には変わりありません。
 ですから、これからも……」

「……ええ。また、明日から素敵なパートナーとしてプロデュースしてください」

「はい……」

「では、私はこれで……」

美優Pは去っていく楓を止めようとする手を引っ込めた。

振ったばかりの女性を止めて何になるだろうか。

そして、彼女を慰めた所で彼の気持ちが変わる訳でもない。

拭いきれぬ罪悪感に締め付けられつつ、遠くなっていく彼女の足音を彼は聞いていた。



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