11: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:40:25.33 ID:+yoSoFaU0
羽部「ク…」
大王「ククク…」
12: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:41:29.81 ID:+yoSoFaU0
大王「やれやれ、あまり目立つなと言っておいたのに」
羽部「いえいえ、1割…。いや0.5割くらいの力しか出してませんが、クックック…」
13: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:42:29.44 ID:+yoSoFaU0
大王「というわけで、我々の代表はこの男だ!」
羽部「クックック…。あなた方の将棋は、たっぷり研究させて頂きました…。ハーッハッハッハ!」
14: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:43:17.74 ID:+yoSoFaU0
こうして、地球の運命をかけた羽部永世七冠との将棋対局が決定した。
しかし、挑戦者に誰も名乗りを上げない。
15: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:44:21.58 ID:+yoSoFaU0
負けて、地球を将棋星人に明け渡してしまった者となってしまうのは
誰だって御免だった。
16: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:45:13.97 ID:+yoSoFaU0
ジャンケンで負け、引き受けさせられた奨励会員はたまったものではなかった。
必死で断ろうとしたが、無理やり汚れ役を押し付けられてしまった。
17: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:45:59.29 ID:+yoSoFaU0
奨励会員「ああー、ど、どうしよう…」
奨励会員「明日…地球の運命をかけて…」
18: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:46:51.41 ID:+yoSoFaU0
奨励会員「絶対、勝てるわけないだろ!」
奨励会員「けど負けたら負けたで、地球を明け渡した男って一生言われ続けるぞ…。
下手したら殺される…」
19: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:47:23.96 ID:+yoSoFaU0
ガチャリ
奨励会員「…え?あなたは…」
20: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:49:13.56 ID:+yoSoFaU0
翌日。ほぼ全人類が、絶望的な気分で迎えた対局日当日。
ほとんどの人が、テレビに映る対局風景を、虚ろで暗い目で見つめる中で
21: ◆RR6ApDxfFegB[saga]
2018/01/01(月) 10:49:44.18 ID:+yoSoFaU0
実況「さて、いよいよ始まりましたね」
解説「ええ。まさに地球の運命をかけた1戦です」
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