8: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2018/01/01(月) 00:03:58.69 ID:g5XV3B8Y0
──年が明けて、1月1日になりました。
クリスマスのその日に妹達から掛け替えのない贈り物を貰って、
──ルビィはもう大丈夫、ちゃんと一人で歩いていける。
そんな風に確信を得て。
ダイヤ「やっぱり……ルビィは貴方自信で眩く、眩しく、光るのね」
そんな風に独り言ちる。
ルビィ「あ、お姉ちゃん」
そんなわたくしの元にルビィがやってくる。
ダイヤ「ルビィ、明けまして──」
ルビィ「お姉ちゃん、お誕生日おめでとう!」
…………?
…………あ
言われて思い出す。誕生日でしたわね。
ダイヤ「ありがとう、ルビィ」
ルビィ「うぅん」
ダイヤ「……いつもは誕生日を祝うなんてあまりしないのに、どうしたの?」
ルビィ「……あのね、ルビィ……この前のライブで、お姉ちゃんがお姉ちゃんで居てくれてよかったなって思ったから、ちゃんとこの機会に伝えておこうって。」
ダイヤ「……?」
ルビィ「お姉ちゃんと一緒にアイドルが出来て……やっぱりお姉ちゃんと一緒でよかったって思ったから」
ルビィは優しく笑いながら、
ルビィ「ルビィのお姉ちゃんで居てくれて、ありがとう。お姉ちゃん。」
ダイヤ「ルビィ……」
わたくしは思わずルビィを抱きしめる。
ルビィ「お、お姉ちゃん……苦しいよ」
ダイヤ「あ……ご、ごめんなさい……」
わたくしはルビィを放して、向き直る。
ルビィ「ルビィね……やっと、自分がどうしたいか見つけられたから。一人でちゃんと歩いていけるから」
ダイヤ「ルビィ……そうね」
あのような素晴らしいライブを見せて貰ったのですから。
ルビィ「これから、離れ離れになっちゃうかもしれないけど……ルビィ大丈夫だから」
ダイヤ「……ええ」
ルビィ「……お姉ちゃんがルビィの進む道を照らしてくれなくても、もうちゃんと自分で見つけられるよ」
ルビィの進む道を照らして──そんな言葉を聞いて思わず笑ってしまう。
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