7: ◆E.Qec4bXLs[saga]
2017/12/31(日) 23:43:16.47 ID:gjIBTQt80
コンクリートジャングルでは白銀の景色など見られない
道端に積もった雪にはタバコの吸殻が大量に突き刺さっていた
昨夜降ったらしい雪の上で、寒さに強い暇人たちが一服していったのだろう
智香「おはようございます!今日もお寒い中通勤ご苦労様です!」
モバP「おはよう。今日もゲリラチアリングか。精が出るな!」
智香「はいっ、朝から頑張る人たちに少しでも元気になって欲しくて!」
モバP「そうか。汗が冷える前に中に入って暖かくするんだよ」
智香「プロデューサーももう少し暖かい格好したらいいと思いますよ?」
モバP「あぁ、大丈夫だよ。今日はいいスーツだから」
智香「だからコートを着ていなかったんですね!いいスーツなら安心です!」
楓「おはようございます、プロデューサー。もしかしてスーツ買い換えました?」
モバP「そうなんですよ。コートを売ったお金で買ったんです」
楓「そうなんですか。・・・あれ?そういえばコート着てませんね」
モバP「ええ、でもいいスーツなので平気です。智香に元気もらいましたし」
楓「それは重畳です・・・・・・あれ?ところであのコートって、夏服を全部売り飛ばしてギリギリ買えた安物って言ってませんでした?」
モバP「まぁ安物ですよ、なので加えて秋に買った衣類と家財の殆どを質に出したんですよ」
楓「まぁまぁ、思いの籠ったスーツなんですね」
モバP「ええ、アイドルでなくとも社会人は見た目を着飾ることこそ第一戦略ですから」
楓「いいですね、ところでこの自販機のラインナップ、お酒が並ぶとより見栄えが」
モバP「寒くなってきたんで失礼しますね」
楓「それでは熱燗なんていかがで・・・・・・行ってしまいました」
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