【ミリマス】可奈、生クリームかな
1- 20
3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/31(日) 07:40:35.26 ID:KdYkCwkoo

「ああ、もう、見てるだけで胸やけしそう」

「はれっ!? 志保ちゃん胃が弱いの?」

そして、そうだ。思わず頭を抱えちゃう。

「確か、琴葉さんが胃薬を持ってたと思うけど……貰ってこようか?」
なんて心配してくれる可奈の優しさは嬉しい。

けどね? 違うじゃない?

私の言いたいことはそういうことじゃあ微塵も無くて。

私は肩にドッとした疲れを感じながら、
「別に胃薬は必要じゃない」とゆっくり首を横に振ると。

「あのね可奈。クリームの食べ過ぎは人間の体にも悪いって知ってるの?」

「知ってるよ」

「なら、アナタの前に並んだお菓子の量を見てみなさい」


私は返事を待つため両腕を組む。
なぜだか難しそうな顔で、可奈がクリーム軍団を睨みつける。

そうして彼女はしばらく考え込んだ後。


「うーん……ちょっとだけ量が少なかった?」

「逆よ! 多い、多すぎるっ!!」

「えぇっ!? な、なんで怒るの志保ちゃん〜?」


この愛すべきお馬鹿さんは思わず大声で怒鳴った私に「まさか」って表情を返したのだ。


「このぐらい貴音さんならペロリだし、奈緒さんだってすぐ食べるし、
プロデューサーさんはお代わり持ってこいって言うだろうし」

「明らかに基準がおかしいでしょう!?」

「そうかな? 私も無理なく食べれるけど……」

「だからってアナタね、私の為にそれだけの量のクリームを一度に摂取する必要は――」

けれど、言葉はそこで遮られた。

楽屋の扉が音を立てて開き、最も恐れていた人物がこの場に顔を出したからだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
13Res/8.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice