7: ◆C2VTzcV58A[saga]
2017/12/30(土) 15:16:48.89 ID:+9mhoYU8O
飛鳥「今日はこんなものでいいかな」
P「勉強終わったのか。お疲れ様」
飛鳥「ありがとう。さて、次は何をしようか」
P「そうだな……もうすぐ今年も終わりだし、これまでの日々を振り返ってみるなんてどうだ」
飛鳥「ボクが生まれたのは静岡の産婦人科だった。3203グラムの元気な赤ん坊で」
P「生い立ちから話すのはさすがに長すぎないか?」
飛鳥「ジョークさ」
飛鳥「この一年の振り返り、か。数えきれない思い出があるのに、終わってみればあっという間な日々だった」
P「それだけ毎日が忙しかったってことじゃないか?」
飛鳥「違いない。だからこそ、今この時のような静寂を愛おしく思うのだろうね。キミと過ごす、憩いの時間を」
P「……スケジュール、詰め込みすぎちゃった日もあったよな。ごめん」
飛鳥「謝る必要はないよ。静と動は表裏一体。どちらが欠けても意味を成さないものだ」
飛鳥「なにより、キミはボクにたくさんのものを見せてくれた。様々な仕事を通して、ボク自身が知りえなかった可能性までも示してくれた。それは、とても価値あることだ」
P「……そう思ってもらえるなら、本当に光栄なことだよ」
飛鳥「また、季節をともに巡ろう。春は桜を眺めて、夏は夜空を見上げて、秋は紅葉に思いを馳せて」
飛鳥「そして次の冬も、こうしてこたつで語りあおう。その日が来るのを、ボクは心待ちにしている」
P「……うん。俺もだ」
飛鳥「その時は、きっと。もっと……」
飛鳥「……いや。その先を口にするのは、野暮かな」
P「そこで止められると、気になるな」
飛鳥「そう言わないでくれ。今は理解らずとも、いずれはキミも答えを知ることになるんだから」
P「?」
飛鳥「これから、キミとボクとで創り上げる未来さ」
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