4:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 13:07:44.40 ID:dNTuhLur0
小町「うん、おいしい! お兄ちゃんほんと料理うまくなったよね。レパートリー増えたし」
八幡「まあな。時間はいくらでもあるから、花婿修行に勤しんでるんでな。料理もその一環だ」
小町「今のお兄ちゃんならどこにお婿に出しても小町安心だよ。お兄ちゃんは立派な専業主夫になれるよ」
5:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 13:08:15.54 ID:dNTuhLur0
小町「お兄ちゃん、悪いこと言わないからさ。……そろそろ働いたら?」
八幡「う、うるせぇな……。俺には『家事手伝い』っていう立派な肩書が……」
小町「お兄ちゃん、男の人の場合、『家事手伝い』って言わないんだよ。お兄ちゃんは『無職』だよ。『27歳無職・職歴なし』だよ」
6:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 13:08:48.67 ID:dNTuhLur0
八幡(つか、マジで男の場合は問答無用で『無職』扱いされるのってどうよ? ちゃんと家事手伝いしてる俺のような無職もいるはずだぞ)
八幡(女の場合は『家事手伝い』っていう都合のいい隠れ蓑があるのに男の場合にはそれが認められない)
八幡(これって『若い男は当然働いて生計を立てるべき』という暗黙の了解が含まれているようでならないんですが)
7:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 13:10:14.37 ID:dNTuhLur0
八幡「第一あれだ。働いたら負けだ。社畜になってこき使われて、挙げ句鬱になってKAROSHIとかしたら元も子もないだろ」
八幡「命が一番大事だ。仕事と命とどっちを取るかって言われたらそりゃ命を取るに決まってる。だから俺は仕事を捨てたんだ」
小町「相変わらず捻くれた極論だなあ。でも、お兄ちゃんって変なところでまじめだし、なまじっか雑用スキル高いもんね」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 13:10:43.05 ID:dNTuhLur0
八幡「皮肉こもってんなあ……。でも心配してくれてありがとよ」
小町「でもさあ、お兄ちゃん」
小町「今はお父さんもお母さんも元気だし、小町も働いててそこそこの収入は有るからお兄ちゃんを養っていけるけど」
9:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 13:11:16.98 ID:dNTuhLur0
小町「お父さんもお母さんも年を取るし、小町だって……いつまでもこの家にいるとは限らないわけだし」
八幡「小町、いま付き合ってる奴とか……いるのか?」
小町「今はいないよ。いないけど……」
10:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 13:11:48.07 ID:dNTuhLur0
小町「小町、今日は結構まじめな話してるんだからね」
八幡「……分かってるよ」
八幡「両親が年金暮らしになって俺を養う余裕もなくなり、小町も家を出ていって、独りになった俺がどうなるか心配ってことだろ?」
11:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 13:12:24.09 ID:dNTuhLur0
八幡「全力で頑張って生活保護の受給権を獲得する。リア充社畜共の血税で、健康で文化的な生活送れるとか最高だな!」
小町「クズだ……最低なクズがいる!」
八幡「いいか小町、生存権は憲法で保障された国民の権利であってだな――」
12:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 13:12:57.54 ID:dNTuhLur0
八幡(え……マジで? 小町に本当に嫌われちゃったら俺……冗談抜きで生きていけない)
小町「だからさ」
ぎゅ
13:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 13:13:24.48 ID:dNTuhLur0
八幡「つかさ」
小町「ん、何?」
八幡「お前、会社でも一人称『小町』とか使ってるわけじゃねぇよな……」
14:名無しNIPPER
2017/12/30(土) 14:34:43.95 ID:8vmZlFmno
妹がいること以外俺に似てるわ
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