ありす「飛鳥さん、そんなに飲んだら……」飛鳥「問題ないよ」
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16:名無しNIPPER[saga]
2017/12/30(土) 11:34:02.40 ID:SazbjVkr0

 どのルートでバッグに向かうか、迷うところだな。

 今の角度から真っ直ぐ、ベッドを跨ぐように進めば、そこにボクのバッグがあることはわかっている。わかっているのだが……。

 迂回だ、それしか選択肢はない。

 流石に汚れたシーツの上で作業をするのは嫌だ。それに、ベッドの軋む音でありすを刺激してしまうリスクもあるしね。それに、……と、ボクは誰に言い訳をしているんだ。

 大丈夫、場所は覚えている、大丈夫……。音のないセカイのまま、ゆっくりと移動するんだ。

 そろそろ、この辺りに……痛っ。

「いてっ」
 
 …………ああああああああああああああああ! 何をしているんだボクは!

 頼む、頼む、起きないでくれ…………!

 ―――――よし、よしよしよし。良かった、寝息が聞こえている。

 感触的に、さっきぶつかったのはボクのキャリーバッグで間違いないだろう。このまましゃがんで、必要なものを回収しよう。

 ここまできたらスピード勝負だ。これは……ズボンだな。下着もあった。……タオルよし、制汗剤も、よし。後は袋を――――。



「……ん……飛鳥さん……?」




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