魔王(女)「異世界人を召喚したらサラリーマンが沢山来た」
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70: ◆R.U0lKL4q6
2018/01/03(水) 23:29:49.59 ID:YwAQZUSi0

製造男「というかなんで証券男さんと侍女さんが持ってて、共有してるんです?」

証券男「え?」

侍女「え?」 ///


医薬男「いやはや、それはさておき、これもまた開発のファーストウェーブに過ぎません」

医薬男「ほかにも火山を噴火させる薬を開発致しました。この錠剤一粒であっという間に火山を噴火させることが可能です。ポイズンピルと名付けました」

魔王「使い道なさすぎじゃろ……。効果のわりに名前可愛すぎじゃし」


ゼネ男「まだまだ研究初期段階っていうことですね!!」

医薬男「これもまた、部下の魔物たちが手を貸してくれて、ナレッジマネジメント(※17)を実施できた成果だと言えるでしょうな」

魔王「なるほど。闇雲に時間を浪費していた訳ではないということじゃな」


医薬男「はい。暗黙知(※18)を解消し、全員がそれぞれアイデアを創出できる環境を生み出す。その下地作りのため、長くのお時間を費やしてしまいました。不徳の致すところでございます」

魔王「うむ。良い。妾が間違っておったわ」


製造男「え? で、証券男さんと侍女さんはどういう関係なんですか?」

ゼネ男「どういう関係なんですか!?」

魔王「どういう関係なんじゃ?」

証券男「じゃ、じゃかあしいですね」 メガネ クイッ




※17 ナレッジマネジメント:暗黙知を共有し形式知にすること。そもそも集団でのアイデア創出は集団浅慮などの問題もあって思った以上に難しい。
              みんなが同じ土台に立って会議や意見提出をするためにもまずは知識を平準化しようよということ。
              上での証券男の言葉で言うなら「粘土細工を作る前に粘土を柔らかくこねくり回す」段階の作業。


※18 暗黙知:分かっているけど言葉では説明しづらい知識のこと。
       職人技などは大体これだが、企業では当然「見て盗め。下積み10年だ」などとは言っていられない訳で、上記のナレッジマネジメントが必要になる。
       ここでは医薬男に魔王軍の魔法や技術を共有することはもちろん、魔物の種族など毎に知識・常識の差を埋めることを実践した結果、やっと二種の技術のシナジーにこぎつけてアイデアが創出されたということ。



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