発明家「今週末、俺と一緒に温泉旅行に行かないか?」
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22: ◆zJYORZSm4M[saga]
2018/01/05(金) 18:56:38.04 ID:lnF1z4010

***

鬼瓦「ぼ、ぼったくりだ……! そもそもそんな金……」

山田「このタブレットにサインをするだけでいい。金は後日きっちり頂く。先に言っておくが、サインした以上は契約成立とみなし、どんな場合でも契約の破棄は認めない」

鮫島「さ、流石にドローン1機が30秒で10万は高すぎるだろ……!」

山田「あのドローンに兵器を搭載すれば、99%成功する暗殺マシーンになるんだぞ? その筋の人間なら何億出すだろうな……?」

不動「……。山田、お前は分かってねーな……。こっちは3人いるんだぜ……? 力づくで奪えば済む話だろうが……!」

山田「分かってないのはお前だ、馬鹿。俺はお前らが手を出した瞬間に、お前らが覗き行為を働いたと告発する」

鬼瓦「覗きやってんのはてめえだろーが……!」

山田「そうだな。だがあいつらはどちらの証言を信じると思う? 明らかに夕子が負けると分かっているババ抜きの罰ゲームに『脱衣』を選んだお前らと、わざと全敗して全ての罰ゲームを引き受けたこの俺のどちらをな」

鮫島「ま、まさか木下さんに船盛をあげたのも、信頼度を上げるために……?!」

山田「まったくお前らは想像力が足らんな。最高級のプランにしてあの状況を作り出したのは俺だと言っただろう。すでに1泊予約した段階で、こうなることは予想がついていた」

不動「つ、つまり何か……? この旅行の目的は罪滅ぼしや俺たちとのパイプ作りではなく……」

山田「そうだ。夕子の裸をどうしても見たいお前らから大金を巻き上げることが目的だ」ニヤッ

鬼瓦「何でだよ……! ヤバい業界に発明品売って、金は余分にあるんだろ……!」

山田「夕子が言っていただろう。俺が最近投資で大失敗したってな。実は大金を手に入れた後、顧客がヘマをしてな。警察に目をつけられてしまい、しばらくその筋には発明品を売れなくなってしまった」

鮫島「なんだか壮大な話になってきたぞ……」

山田「大きな収入源を断たれた俺は、今後の研究資金確保のため、有り金全てを株式に投資したのだ。しかし、やっぱり株は難しいな。結果は惨敗だった……」

不動「だ、だから呉羽さんの温泉旅行に合わせて俺たちをこの旅行に誘ったと言うのか……? 俺たちから金を巻き上げ、研究資金に充てるために……!」

山田「段々分かってきたな。その通りだ。ちなみに俺はすでに嘘の証言でお前らから金をゆすることも出来るが、流石にそういったことはしない。あくまでもレンタルするかどうかはお前らが決めろ」

鬼瓦「……なら、レンタルはしない。俺たちは想像だけで楽しむ。全てがお前の思い通りになると思ったら大間違いだぞ……!」

山田「そうか。それならそれで別にいい。ただし、こんなチャンスは今後決して訪れんだろうな……」ニヤッ


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