23:名無しNIPPER[sage]
2017/12/29(金) 04:37:32.14 ID:ZsZkoX7x0
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プシュー、ガコン
マシュ「先輩、おかゆをもって来ました!」
ぐだ子「ありがと、マシュ……ヘックチ! うぅ……まだ頭が痛い……メディアー、手っ取り早く治せる薬とか無いの?」ズズッ
メディア「あなたねぇ……この間の騒動の話をもう忘れたの? いくら頼まれても、しばらくは薬を作りたくないわよ……」
ぐだ子「いやー……何度聞いても、私自身、一切の記憶がないもんだから、さっぱり実感がわかなくて……えへへ」
エミヤ「全く……君は本当に危機感が欠如しているな……これで、特異点での勘働きはいいのだから不思議だ……」
メディア「とにかく、今回はあなたに与える薬は既製品のものだけよ! またお節介連中にひっかきまわされたらたまらないですもの!」
ぐだ子「なんだかんだと看病してくれるメディアも、お節介だと思うんだけど……」
メディア「何か言った?」
ぐだ子「いや、何も……」
マシュ「まあまあ、形はどうあれ皆さん先輩のことが好きなんですよ。ですので、先輩は安心させるためにも、一日も早く風邪を治してくださいね!」
ぐだ子「はーい……えーっと……コップコップっと……」
エミヤ「これかね? ……このコップ……なんだか歪んでいるような……」
ぐだ子「あー……なんかそれ、脆くってさー……ちょっと力を入れただけでひしゃげちゃって……」
エミヤ「………………ん?」
ぐだ子「あー……布団に引きこもるのサイコー……やはり、天才たるもの、頭脳の休息も大切だよね……ふふっ……こうして寝ていたら、若い衝動を抑えきれない人に、夜這いにあったりしてね……まあ、騎士である私は、どんなことがあっても屈しないんだけどね……ふふ、ふふふふふふふふ……」
マシュ「…………」
メディア「…………」
エミヤ「…………」
ぐだ子「あー……なんだかすごい料理したくなってきた。治ったら美味しい物を作ろうかなー……おかあさんのてつだいをしてあげないとー……ぐぅ」スピー
マシュ「これ、間違いなく引き継いでますね!?」
エミヤ「寝言だよな!? 寝言であってくれよ!! 頼むよ!!」
メディア「やっぱり一度刺しましょう! ルルブレって全部解決よ!!」
マシュ「やめてください!! 高速神言はやめて!! エミヤさんも止めて!! 誰かー!! 英霊の先輩、もう一回帰ってきてくださーい!!!」
【オワリ】
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