エンド・オブ・オオアライのようです
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222: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/02/02(金) 00:01:40.95 ID:hS0zNcy70
Griffin-01を撃墜した攻撃は、船体右舷側面に開いた5m四方の“砲門”から飛来したものだ。

さながら19世紀頃の戦列艦を思わせるそれが、一つ二つどころではなく何百、何千。それこそ全長3200mの船体の側面全域に満遍なく口を開けている。

突き出している兵器が時代遅れのカノン砲辺りなら、或いはまだ希望があったかも知れない。だが実際に砲門から顔を覗かせるのは、六連装式のガトリングガンや高角砲、単装砲、連装対空機銃など。

早々に指揮官機が消失して束の間呆気にとられていたGriffinチームに向かって、無数の兵器群が無慈悲に砲火を浴びせかける。

《どっから射撃を────ぐぁっ!?》

《Griffin-05もやられた!!》

《此方Griffin-02、隊長機ロストに伴い指揮を引き継ぐ!Griffin全機に通達、攻撃を中断して上方に離脱せよ!》

《Griffin-11、右翼に被弾!高度を保てなi》

《ダメだ、落ちます!》

一方的な虐殺に等しかった。

無線機越しに聞こえてくる阿鼻叫喚。通信が次々と砂嵐に変わった後途切れていき、火線に貫かれた機体が彼方此方で錐揉みしながら墜落する。

ようやくGriffinが重厚な弾幕を切り抜けたとき、機体は突貫時の半分以下まで減っていた。

《当編隊損害大!再編のため一時後退する!》

《管制機より航空隊全機、隊列再編が完了次第各自反撃に移れ!攻撃の手を緩めるな、とにかく奴の進軍を止めろ!》

£;°ゞ°)(簡単に言ってくれるネ!!)

ロミスはコックピットの中で再び舌打ちした。手を緩めるななどと言われても、既に200発を越えるミサイルを撃ち込んでけろりとしている相手にどんな工夫をしようというのか。

そもそも向こうにとって本当に“攻撃”になっているのかさえ怪しいところだ。


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