218: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/02/01(木) 01:47:13.34 ID:yfYfLkIn0
(;●゚ ゚●)《実質的には学園艦を2隻沈めにゃならんのかよ、後続部隊含めてもミサイルが足りるかどうか解らんぞ!》
(,,#゚ ゚)《それでもやるきかありません!Wyvern、反転し再度攻撃に移ります!》
《Tiger、Wyvernの突入を支援する!》
ギャシャーが率いるF/A-18Dの編隊が翼を翻してもう一度棲姫に機種を向け、これに台湾空軍のF-CK-1が続く。より低空域から突入し、更に至近距離からミサイルを撃ち込もうと32機の戦闘機が肉薄する。
(,,#゚ ゚)《Wyvern-01, FOX-3!!》
《Wyvern-04, Fox-3》
《Tiger-01, FOX-3 FOX-3》
《Tiger-15, FOX-3!!》
《Bingo, Bingo》
32発のミサイルが空を駆け、舳先で障壁に衝突し爆炎を撒き散らす。
無論、近距離から撃ち込んだとはいえ200発近いミサイルで効果がなかった障壁がたかが30発で揺らぐはずもない。管制機からは弾着が報告されるが、現段階ではあくまで“正常に起爆した”程度の意味合いだ。
(,,;゚ ゚)《っ、これも効果無し……》
£;°ゞ°)《当たり前だ、先走るな!全機一度隊列を再編、文字通りの一斉射撃で────Wyvern、避けろ!!!》
(,,;゚ ゚)《えっ………うわぁああっ!!!?》
『ボアアッ!!』
右舷側の船体殻に沿う形で飛行していたギャシャーのコックピットに、黒い影が降りる。慌てて操縦桿を左に倒した動きは、怪物の右腕が振り下ろされるよりもコンマ一秒だけ早かった。
凄まじい炸裂音と共に舞い上がる水飛沫。その中を切り裂いて、ギャシャー達Wyvern編隊が這々の体でロミス達の元へ退却してくる。
(,,;゚ ゚)《死ぬかと思った!死ぬかと思った!!》
£;°ゞ°)《フィリピン海防衛線を一方的に粉砕した個体だぞ、不用意が過ぎる!航空隊全機、全火力を一斉に投射し………》
怪物の背中に、いつの間にか瘤のような黒い塊が幾つも隆起している。
その正体が連装式の機銃でしかも自分たちに銃口を向けていると気づいたとき、ロミスの口から自然と舌打ちが漏れた。
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