180: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/01/24(水) 01:53:27.08 ID:tuxLkFI50
「………頼もしい反応であるが、今回は少し本気で忠告させて欲しい。
奴は────【学園艦棲姫】は、今までの深海棲艦とは比べものにならん重大な脅威だ。“格”や“ケタ”ではなく、“次元”が違う。
それに大洗女子学園の件も、未だかつて前例がない事象だ。どのような事態が発生するのか、我が輩にも全く予想が付かない」
「……ロマさんでも、ですか」
「正直、貴様らを投入するかどうかも最後まで迷った。だが、3ヶ国分の戦力を叩き潰した化け物を倒せる可能性がある艦隊も、これほどの災禍を乗り切れる猛者も、我が輩には貴様らしか知らん」
「“最も強い駒を、最も厄介な場所に”ってか」
「下策中の下策だ。そして………我が輩には、その“下策”以上の策がどうしても思いつかなかった」
「あぁ確かにな。脳筋の俺でも解るクソ策だ」
「っ、すまn」
「───だが、俺は乗る」
「………」
「てめえはクソ眼鏡だし、ロリコンだし、キングダムの49巻俺より先に読んだ挙げ句その事をわざわざ電話で自慢してきたし、冷血非道のロマさんだが」
「お前それホントやめろ」
「テメェは少なくとも、思考停止して無謀な策に飛びつくようなオツムの人間じゃない。
杉浦六真がそれしかないと踏んだなら、策は本当に“それしかない”んだろうよ」
「……………」
「さぁ、准将殿。いつも通り、俺たちに命じろ。
とっとと俺たちを、解き放て」
「……………………全く、貴様と話していると頭痛が治まらんな」
( ФωФ)「“海軍”准将杉浦六真より、【地獄の血みどろマッスル鎮守府】全艦に命ずる。
いつもの如く、敵を殺し尽くせ」
( T)「承った、『准将』殿」
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