646: ◆9Ce54OonTI[saga]
2018/02/10(土) 18:43:13.01 ID:Dq//dM+r0
甘味処 間宮
明石「こんにちはー」ガラガラ
伊良湖「はーい?」
明石「あ、伊良湖さん。先ほどはありがとうございました」ペコリ
伊良湖「いえいえ!ちょっと手が離せなくて直接伺えなくてすみません」
伊良湖「あ、ところでまた甘味のご注文ですか?」
明石「ううん。提督とここでご飯食べようって話になったので来ました」
伊良湖「て、提督がいらっしゃるんですか?」フラッ
明石「い、伊良湖さん!?」ダキッ
伊良湖「す、すみません...どんな顔して提督に会えばいいのか...私...」ポロポロ
ガラガラ
伊良湖「ッ!」
提督「いやー、遅くなってすまない」
明石「松葉杖もすっかり使えるようになったんですね」
提督「あぁ。案外腕のトレーニングになるんじゃないか?」ハハハ
伊良湖「ぁ...提督...」
提督「伊良湖...」
伊良湖「...」プルプル
提督「災難だったな...」ギュッ
伊良湖「え...?」
提督「明石から聞いたぞ?間宮に脅されてたんだってな?」
伊良湖「そ...」
伊良湖「そうなんです!!私、間宮さんに無理矢理あの料理を提督に食べさせるように言われて...逆らえなくて...」ギュゥゥ
提督「辛い思いさせてごめんな...?」
伊良湖「ほんとに怖かったです...」ポロポロ
提督「もう大丈夫だからな」ナデナデ
伊良湖「提督...」ポロポロ
明石「ところで間宮さんはどうしてるんですか?」
伊良湖「間宮さんは、あれから包丁が持てなくて...ずっと部屋に引きこもっていらっしゃいます...」
提督「ほぅ...」
伊良湖「...?」
提督「伊良湖、もしよかったら自分の店を持ってみないか?」
伊良湖「...へ!?そんな、私が自分の店だなんて!まだまだ早いです!!」
提督「そう謙遜するな。伊良湖の料理は間宮に引けを取らないくらい絶品だし、現にこうやって店を代わりに切り盛りしてるじゃないか?」
明石「そうですよ。伊良湖さんの最中もアイスに並ぶほど大人気じゃないですか!」
伊良湖「私が...自分の店を...」ゴクッ
提督「(あと一押しだな...)」
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