241: ◆9Ce54OonTI[saga]
2018/01/03(水) 02:41:22.37 ID:Rqthuu+a0
大本営会議
「司令官!最後に言い残したいことはありますか!?」
大将「これは...?」
元帥「彼が殺される直前に撮られたものだ。まぁ静かにみて欲しい」
大将「...」
「元帥殿、見ておられますか?私は今、艦娘に殺されようとしています」
「しかし、これだけは伝えておきたい」
「彼女達は正気じゃない。誰かに操られているんです。一昨日まで仲良く飯を食っていた彼女達が、いきなり豹変するのは何かあるとしか思えない...」
「だからどうか...」
「彼女達を処罰しないでください...」
中将「クッ...」ポロポロ
大将B「あいつめ...最後の最後まで部下の心配なぞ...」ツーッ
元帥「私としても、彼の気持ちを尊重したい」
大将「し、しかし!奴らは実際に反乱行為をしているのですよ!?」
元帥「ここに、彼女達の診断書がある」
中将「これは...」
元帥「そう。度重なる検査の結果、彼女達には何の異常も見られなかった。むしろ、今回の件で精神に異常をきたした子が多かった位だ」
大将B「つまり、提督君の言う通り一時的な何らかの...上手く言葉に言い表せませんが、何かあったと言う事ですか?」
元帥「私はそう考えている」
元帥「私は彼の遺言を尊重して、処罰は無しにしようと思っている...」
中将「さ、流石に上官殺しを処罰しないのは軍紀に関わると思うのですが」
元帥「だから今回はごく少人数で会議を開いたんだ」
大将「と言いますと...?」
元帥「今回の件は表沙汰にはしない。憲兵隊にも連絡済みだ」
元帥「もし外部に漏らすことがあれば...私達は運命共同体だ。その時は全員終わりだと思いなさい...」
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