ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」 キョン「驚愕、だな」
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名無しNIPPER
[saga]
2018/09/01(土) 20:25:30.78 ID:4B5gNcah0
β
キョン「…………」
佐々木「……戻ったんだね」
キョン「……ああ。妹は……いや」
キョン「もう一人のおれと呼ぶべき、力のバックアップは今、帰属した」
佐々木「ただのバックアップなんかじゃないだろう。キミの妹さんはきっちりと役目を果たした」
佐々木「キミがこの世界に戻ってくることを疑わず、力を失ったキミの最後の希望の役割を持ち」
佐々木「こうして、キミに還り……希望を絶えさせなかった」
キョン「…………分かっているさ。単に予備の力としての存在なんかじゃない」
キョン「……孤独を紛らわせるためのバックアップだったはずが、いつの間にか妹になっていやがった」
キョン「あいつがおれだったなんて忘れていたほどに、あいつはおれの妹だった」
佐々木「……そうかい」
キョン「今だって……目を閉じればあいつの声が聞こえる気がするよ」
キョン妹『キコエルー!? キョンクーン!!』
キョン「ふっ……ここからって時に幻聴なんて笑えないよな」
佐々木「いや、キョン。すまない、僕にも聞こえているんだけど」
キョン「………………え?」
キョン妹『アハハー!! セマーイ! ヤッパリダシテー!』
キョン「こ、こいつッ……!! な、なぜまだ妹としての意識がある!?」
佐々木「……長い間、妹として染み込んだ意識はそう簡単にはなくならないのかもね」
キョン「おいおい冗談じゃねえぞ。これ、いつかおれの体がこいつに乗っ取られちまうんじゃ……」
キョン妹『! ソノテガアッタカ!!』
キョン「ッ!? ぬかったッ!?」
佐々木「くつくつ、その様子なら寂しくなることもないだろうよ」
佐々木「……安心したよ」
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