ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」 キョン「驚愕、だな」
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366:名無しNIPPER[saga]
2018/09/01(土) 20:25:30.78 ID:4B5gNcah0

β


キョン「…………」

佐々木「……戻ったんだね」

キョン「……ああ。妹は……いや」

キョン「もう一人のおれと呼ぶべき、力のバックアップは今、帰属した」

佐々木「ただのバックアップなんかじゃないだろう。キミの妹さんはきっちりと役目を果たした」

佐々木「キミがこの世界に戻ってくることを疑わず、力を失ったキミの最後の希望の役割を持ち」

佐々木「こうして、キミに還り……希望を絶えさせなかった」

キョン「…………分かっているさ。単に予備の力としての存在なんかじゃない」

キョン「……孤独を紛らわせるためのバックアップだったはずが、いつの間にか妹になっていやがった」

キョン「あいつがおれだったなんて忘れていたほどに、あいつはおれの妹だった」

佐々木「……そうかい」

キョン「今だって……目を閉じればあいつの声が聞こえる気がするよ」

キョン妹『キコエルー!? キョンクーン!!』

キョン「ふっ……ここからって時に幻聴なんて笑えないよな」

佐々木「いや、キョン。すまない、僕にも聞こえているんだけど」

キョン「………………え?」

キョン妹『アハハー!! セマーイ! ヤッパリダシテー!』

キョン「こ、こいつッ……!! な、なぜまだ妹としての意識がある!?」

佐々木「……長い間、妹として染み込んだ意識はそう簡単にはなくならないのかもね」

キョン「おいおい冗談じゃねえぞ。これ、いつかおれの体がこいつに乗っ取られちまうんじゃ……」

キョン妹『! ソノテガアッタカ!!』

キョン「ッ!? ぬかったッ!?」

佐々木「くつくつ、その様子なら寂しくなることもないだろうよ」

佐々木「……安心したよ」


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