ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」 キョン「驚愕、だな」
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265:名無しNIPPER[saga]
2018/05/20(日) 13:49:04.79 ID:LjU79U7F0

キョン「いただきまぁす」

佐々木「召し上がれ」

キョン「…………」モグモグ

佐々木「さてキョン。いよいよ不思議探索当日と相成ったわけだけど……」

キョン「いよいよって程でもないだろう。そう都合よく何かが見つかるわけないさ」

佐々木「それはどうだろうか」

キョン「なに?」

佐々木「だってそうだろう? このインポッシブルな状況下でわざわざ確率論を信じることもない」

キョン「確率論なんかじゃない。むしろ、こんな状況下まで追い込まれていてそう易々と打破できるような―――」

佐々木「だからこそ、さ」

キョン「あん?」

佐々木「一見、脱出不可能な、絶体絶命な、背水の陣のようで、実は完全敗北をしてるのかもしれない」

佐々木「そんな状況下だからこそ、さ」

キョン「……俺が寝ボケてるだけかもしれんが、急になにを言い出すんだ佐々木。さっぱり分からん」

佐々木「ただの逆張りなんかじゃないよ。いいかい? 向こうの僕が僕と同じ考えをしているなら」

佐々木「キミが逆転できる一手はきっとこのタイミングで打てるようにしているはずなんだ」

佐々木「僕がそう望むように、『僕』はそう望むのだろう」

キョン「なんの確証が……僕は僕だからとかいうんじゃねえんだろうな?」

佐々木「おや親友。力は失ったんじゃなかったのかい? もしくは新たな力に目覚めでもしたかい?」

キョン「なに言ってやがる……で、ようするにお前はこう言いたいわけだ」

キョン「今日の不思議探索でおれは元の世界に帰れる。自分だったらそういう風にシナリオをつくる、と」

佐々木「どこの世界だって、ヒーローはそういうものなんだよ」

キョン「誰がヒーローだよ。おかわり」ズイッ

佐々木「はいはい。たんと召し上がれ」


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