12: ◆W56PhqhW.M
2017/12/25(月) 04:39:56.06 ID:eVTNZvKo0
家族に杏奈を渡して俺は急いで劇場に戻る。本来、杏奈に渡すべきだったプレゼントは今もトランクに入ったままだ。時計を見れば11時を指している。あまり猶予はない。
劇場に戻ると既に音無さん以外の大人組が揃っていた。俺は息を切らせながら、口を開く。
「はぁはぁ…… すいません、みなさん! 少し、やらなくてはならないことができたので、 申し訳ありませんが、今日は帰らさせていただきます」
え〜? などの非難の声が少々飛んでくる。構うものか。俺は周防桃子に笑顔を取り戻さなくてはならないのだ。
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