曜「クリスマスツリーは綺麗ですか?雪は降っていますか?」
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26:名無しNIPPER
2017/12/25(月) 03:43:42.66 ID:Bd0JRqI80
曜の胸ぐらを掴み、善子は振り回した。眉を釣り上げ、その端正な顔を歪めても曜には届かない。
善子は許せなかった、確かに続けたい、欠けたものがあったとしても今の生活を精一杯続けたい。曜にはそういう意思があると善子は信じて疑っていなかった。だからこそ精一杯のサポートをしてきた。
しかしその実は消極的、退廃に満ちた意思だったことに善子は強く、檄した。

「私は!あなたがまだやりたいから!続けたいからまだ頑張りたいから…ってそう思って…手助けしてきた…」
「それなのに……それなのに……」

か細くなる声に混じるのは涙。熱い雫が善子の頬を伝い、曜の胸元へと溢れ落ちる。曜は黙りこくったまま焦点の合わない目で善子の言葉を受ける。


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