5:名無しNIPPER[saga]
2017/12/24(日) 21:53:49.19 ID:Ze4I81eZO
かさかさかさかさか……ふぅーーーっーーー………………寒い……!
たったの数分だったが外気にあてられて冷え切った指先を両手でこすり合わせて温める。
そして手袋を再び嵌め、また待ちぼうけ。
早く来ないかな、さっきまでと同じ姿勢で街路樹と電灯に並んで立つ、こんな大きな駅だけどすぐに落ちあえるようにと選んだ私とあの人との秘密の待ち合わせ場所。
まだかな────
そう呟いた声は吐いた白い息の中に消えるように外へと消えていった。
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