11: ◆AP6PG/QW.rrP[saga]
2017/12/24(日) 20:01:52.24 ID:57/Pclej0
茹で上がれば普段なら完成だが、今日はクリスマスらしくオーブン焼き風にしたい。そこで僕は秘密兵器を取り出した。
そう、バザーで見つけた素敵なフライパンだ。
すでにフライパンの汚れは落とし、よく拭いた後油を染み込ませている。
今回は素揚げのようにフライパンに油を軽く張らせると、100度近くまで温度を上げておく。
そこに先ほど茹でた鶏肉を放り込んで、鶏肉に油を浴びせる。跳ねると危ないので注意しよう。
フライパン「僕たち…似てると思わない?」
鶏肉「え?」
フライパン「ご主人に拾われた僕と、お鍋さんに拾われた君。」
鶏肉「…そうかな?」
フライパン「そうだよ!…だからね?」
鶏肉「?」
フライパン「お兄ちゃんのこと…忘れようと思うんだ!」
鶏肉「…!」
フライパン「ご主人には良くして貰ってる。」
フライパン「でもね?忘れられないんだ…」
フライパン「お兄ちゃんに作ってあげたご飯。」
フライパン「それを食べたお兄ちゃんの笑顔…」
フライパン「ご主人の顔を見るたび…思い出しちゃうんだ…」
18Res/10.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20