【ミリマス群像劇】最上静香「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
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◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:42:52.91 ID:tCiOWLnR0
店員「こら〜君は小学生だろう!19時以降の入店は保護者同伴でもお断りだよ!」
私の感謝は途中で遮られる。店員の声によって
このみ「あらあら、違うわよ、店員さん。百合子ちゃんは中学生よ」
百合子「あ、いえ、このみさん。私じゃなくておそらく……」
そういえば入り口に確かに「19時以降、小学生以下は保護者同伴でも入店をお断りしています」の張り紙があった。収録に向かうときに目にしたんだった
店員「違う。君だよ君!今ゲームをしている君!」
このみ「え、もしかして私!?このアダルトレディの私が小学生!?」
店員「君以外に誰がいるっていうの!」
このみ「あなたの目は節穴?どこからどう見たって私は大の大人じゃない!免許書もあるわよ!」
店員「わかった、わかった。取り合えず君のお母さんはどこにいるの?」
このみ「そんなの実家よ!」
店員「こら!一休さんをやっているんじゃないんだよ!そんなに聞き分けが悪いと警察を呼ぶんだからね!」
このみ「呼べるものなら呼んでみなさい!公開するのはあなたよ!自分の節穴を呪うことね」
店員「なに〜、君!奥のスタッフルームに来なさい!お〜い、警備員さん、お願いしま〜す」
このみさんは集まってきた警備員に連行されていく。
じたばたともがいて見せるが、多勢に無勢だ。
このみ「百合子ちゃん!私はここまでよ。でも決して諦めないで!バトンは繋いだ!だから最後まで走りぬくのよ。お姉さんと約束だからね!」
このみさんは最後まで私に何かを残そうとする。
店員「君!静かにしなさい!本当に警察を呼ぶよ!嘘じゃないぞ」
このみ「だから呼べって言ってるでしょうが!」
店員「あ〜!いいのかそんな態度で!もうあと一回しかチャンスをあげないぞ。次はもうないからな!」
バトンは繋いだ。静香ちゃんにも同じことを言われた気がする。
私は一人残された。だがそれは皆が諦めずにバトンを繋いでくれたおかげでアンカーまでたどり着いたということだ。だから私は決して諦めない。
百合子「やってみせるからね」
このみさんに教えられた攻略ポイントをまとめたノートを開く。
やるしかない。やるしか。
決着はいつだって自分でつけるしかないのだから
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