【ミリマス群像劇】最上静香「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
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62: ◆17z5a1JMEs[saga]
2017/12/24(日) 03:31:37.36 ID:tCiOWLnR0

百合子「じゃあ杏奈ちゃんは、何を調べていたんだろう?」

謎は謎のままだ。疑問は次々生まれる。でも確実に前に進んでいる。そんな実感が静香ちゃんにはあるのかもしれない

静香「一週間前からの杏奈の行動の変化。律子さんのラジオの書き止め。SNSで自分以外の何かを調べる……これらの行動を繋ぎ合わせて考えると……けどあと1ピース」

静香ちゃんがぶつぶつと真剣な表情でピースを組み合わせ始める。
私は静香ちゃんに任せきりでいいのだろうか?自分の問題なのに。
なにか、何かほかにヒントはないのだろうか?なんでもいい。もともと賢くないのだ、数撃てば当たる戦法でいかなくてどうするの!

百合子「小説っ!」

静香「え?」

百合子「私が書いた小説の主人公を杏奈ちゃんが褒めてくれたの。周りの声援や期待に応えようと自分を鼓舞する主人公が私にそっくりで、王道でいいねって……」

自分で言って恥ずかしくなる。何を言っているのだろう私は。これじゃあただの自慢じゃないか。

静香「『大切なことは、お客様の目線で考えることです。売る側の商品評価と買う側の商品評価の間に差をなくすこと。また、お客様が商品価値を単体で捉えているのか、セットで捉えているのかを把握すること。そして――』」

百合子「静香ちゃん?」

静香「『そしてこれはアイドルの売り出し方にも言えると私は考えています』」

百合子「静香ちゃん、何の話を――」



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