2:名無しNIPPER[saga]
2017/12/21(木) 20:46:17.48 ID:mBuzVkAP0
その日はちょうど、学園艦が横浜港に停泊する日だった。
時刻は深夜一時。
いつもならとっくに布団の中にいる時間に、私は寮を抜け出した。
しんと冷えた冬の空気。
誰かに見つかれば、停学かもしれない。
愚かしいかもしれないけど、それが私はうれしかった。
私は今、悪いことをしている。
悪い子なのだ、私は。
変な高揚感を胸に、駐輪場を歩いていた私は、
飛びだしてきた誰かを見て、心臓が止まりそうになった。
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