96: ◆VTkGRpPzmUQh[saga]
2018/03/22(木) 01:14:36.69 ID:gpNwN/uA0
ドラゴン「どこからいたかとか細かい事は気にするな」
ドラゴン「儂が魔力を渡した時から感覚の一部を共有しておる」
奴隷「つまり?」
ドラゴン「遠くの会話から感情の変化ぐらいなら筒抜けよ」
姫「え?え?」
奴隷「おまえ、たま〜〜に恐ろしいことをサラッと言うよな」
ドラゴン「そう嫌な顔するな」
ドラゴン「疲労や外傷を一方が肩代わり出来るという利点もちゃんとある」
奴隷「そんな不吉な利点いるか!!」
姫「あの、そんなことより!」
奴隷「そんなことじゃないだろ!かなり重要なことだろ!」
姫「わたし達の会話、ずっと聞いてたんですか?」
ドラゴン「ええ、はじめから」
姫「!!!」
奴隷「姫?」
姫「は、恥ずかしい!!」カァァァ
ドラゴン「わかります、わかります。まわりに誰もいないと思って油断して、かなり素のご自分が出ておりましたからな」
姫「あわわ…」
ドラゴン「しかし儂のような大型爬虫類に聞かれたからと気に病むことは御座いません」
ドラゴン「人間の恋愛など所詮は理解出来ませんからな」
奴隷「意外と傷ついたのか?ごめん」
ドラゴン「なので今回はいっしょに聞いた衛兵殿に解説してもらいましょう」
衛兵「わっ、バカ! 姫様、私は何も聞いてないです!」
姫「あの!用事!大事な用事を思い出しました!だから、あの…」チラッ
奴隷「?」
姫「う〜…、失礼します!!」タッタッタッ
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