9:名無しNIPPER[saga]
2017/12/20(水) 23:46:08.37 ID:PP+Zd6eA0
姫「あ、あの…」
ドラゴン「おおっ♪」
姫「よろしければ、治療しましょうか?」
ドラゴン「どうぞどうぞ♪」グイッ
奴隷「ぐ〜」フルフル
姫「それとも…ご迷惑でした?」
奴隷「ぐ〜」コクコク
ドラゴン「とんでもない!」ガシッ!
奴隷「ぐっ!」ボキッ
ドラゴン「繁殖期のオスが同世代のメスに話しかけられて迷惑などとあるはずがありましょうか?」
ドラゴン「彼の態度はお気になさらず、求愛用の巣を黄金で飾り付けできなくて照れておるのです」
奴隷「」
姫「は、はぁ…」
衛兵「姫様、お待ちを、この者はよいのです」
ドラゴン「ああん?」
姫「え?ですが、先ほどの試合では目を背けたくなるような大怪我をおっていたではありませんか」
ドラゴン「そうだそうだ〜!」
衛兵「姫様もこいつが誰かご存知のはず、本来はお父上に仇なす勇者なのです」
姫「でもね、折れた腕はきちんと治療しないと癖になってしまうし。潰された衝撃で内出血してるかもしれないでしょう?」
衛兵「だから何だと言うんです? 野垂れ死のうが関係ありません」
ドラゴン「黙れ小僧!! 貴様には姫様の慈愛に満ちたお心がわからぬか!!」
衛兵「おまえがやったんだろうが!!」
ドラゴン「それを言ったら…」ガクッ
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