208: ◆VTkGRpPzmUQh[saga]
2018/11/29(木) 00:12:43.48 ID:QRwq3FvA0
ドラゴン「ん?ん? その照れ笑いはどこで見たのだ? いつの姫の笑顔だ?」
奴隷「もうなにも喋らない」
ドラゴン「まあ、焦らす気はない」ニヤニヤ
ドラゴン「姫が聞き耳をたてておるしな」
奴隷「なっ!」
姫「ち、ちがいますよ? 戻ったら楽しそうでしたから邪魔しちゃ悪いと…」
ドラゴン「くっくっ、それでは姫さま、ドワーフの土産は?」
姫「はい、これです」
奴隷「筒?」
ドラゴン「地図だ。 以前、機会があれば竜の巣を見せると約束していただろ?」
ガサッ
ドラゴン「情けない話だが地上に出るのも800年ぶりになると自分の棲みかもわからぬ」
ドラゴン「そこで800年前が爺さんの爺さん世代ぐらいの長命な亜人種ならまだ言い伝えとして伝わっておる者がいるのではと思ってな」
奴隷「仲良いのか?」
ドラゴン「仲は悪いが頻繁に遊びに行っておった」
ドラゴン「金色の巣にはドワーフの作る宝物は必須だからな」
奴隷「タチが悪いのは昔からか」
ドラゴン「人聞きが悪い。 今も昔も土産をもらっているだけだ」
260Res/183.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20