203: ◆VTkGRpPzmUQh[saga]
2018/11/28(水) 23:51:00.90 ID:dXnUiaqA0
姫「天気がいいし外で食べませんか?」
ドラゴン「良いですな、儂も小屋の中に首をつっこまなくてすむ」
奴隷「俺が運ぶよ」
姫「今日はお2人が留守の間に小人さんから野菜をもらったので鍋にしました」
奴隷「」カチャカチャ
ドラゴン「小人? ふむ、この近辺ならホビットの集落があったかな?」
姫「分かりませんが皆さん立派なお髭をはやされた…」
ドラゴン「それならばドワーフですな。 彼等には儂から頼み事をしていたので顔を見せに来たんでしょう」
奴隷「例の神と偽って貢ぎ物もらってた奴らか?」
ドラゴン「ぐっ、いや…。それはずっと昔の話だ」
姫「え?え? 神と偽る?」
奴隷「なんか昔そんなことしてたらしいですよ」
ドラゴン「いやいや、まだ人が洞窟で暮らすような大昔のことですぞ」
姫「は〜それでは わたしも貢ぎ物を…と言いたいところですが」
ドラゴン「干し肉の状態を確認したいので食事はけっこう」
姫「ドワーフさん達が麦酒を樽ごと置いていったのですが?」
ドラゴン「素晴らしい、いただきましょう」
奴隷「明日は干し肉を売りに行けばいいのか?」
ドラゴン「いや、そう思っていたが儂らの保存食にしよう」
ドラゴン「勇者が売り歩く度に騒ぎを起こしてはいずれ追手に見つかってしまうのでな」
姫「あ〜、はじめてのお使いは失敗でしたか」
ドラゴン「なんだか最近、姫の物言いが辛辣だとは思わぬか?」ボソッ
奴隷「遠慮がなくなって良いことじゃないか?」ボソッ
姫「何か?」
ドラゴン「いやいや、おまえも一杯どうだと」
奴隷「え〜」
姫「では、一杯だけ♪」
奴隷 ドラゴン「「え〜〜」」
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