194: ◆VTkGRpPzmUQh[saga]
2018/10/17(水) 00:02:53.49 ID:3wrOhc9A0
奴隷「う〜ん、そうか。そうかもな…」
ドラゴン「だが機嫌が良いから質問には答えてやろう」
奴隷「ふむ」
奴隷(妖魔がおこし地震とそれによって空いた大穴…)
奴隷(目的はおそらく魔王の侵攻…。ドラゴンがよく使ってる言い方なら濁流…)
奴隷(ん、濁流? 濁流って何だ?)
ドラゴン「良い傾向だな」
奴隷「どこが? そろそろ始まるんだろ?」
奴隷「隠したってそれぐらい分かるんだからな」
ドラゴン「儂が言っておるのは勇者の事よ」
奴隷「俺の? 俺がなんだよ?」
ドラゴン「だいぶ裾野が広がったのではないか?」
奴隷「そりゃ空飛んでるしな」
ドラゴン「儂が思うに大人と子供の違いは認識している世界の広さの違いだ」
ドラゴン「たった4か月にもなるかならぬかの月日だが、部屋の隅で丸まっていた頃とは ずいぶんと変わったのではないか?」
奴隷「あの頃は…」
奴隷(あの頃は多分何も考えてなかった。 自分の境遇だけが全てで辛い時間が はやくすぎるようにと思考を止めて…)
ドラゴン「まあ、儂のおかげだが」
奴隷(だけど、それはシャクだな)
奴隷「あの頃は世界平和について考えていたよ」
ドラゴン「くはっ
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