129: ◆VTkGRpPzmUQh[saga]
2018/04/19(木) 00:14:41.12 ID:dvLrF4HA0
衛兵「姫さま、お部屋にお戻りください」
姫「い〜や」トタトタ
衛兵「姫さま〜」
姫「お願い、ちょっとだけでいいんです。民の声が聴きたいの」
観客「なぁ、明日の試合どっち勝つと思う」
観客「あ〜?そりゃドラゴンよ」
観客「でもよ、あいつらグルなんだろ?」
姫「・・・・」キョロキョロ
観客「だから勇者の勝目があるってんだろ」
観客「そしたら勇者誕生だな!」
「うおぉぉ!ユウシャ!」
「ユウシャ!」「ユウシャ!」「ユウシャ!」
姫「ふふ、ユウシャ〜♪」
側近「んん!げふん!げふん!」
衛兵「ひ、姫さま?」
魔王「・・・・」
姫「お父さま……」
魔王「部屋から出るなと、命じたはずだが?」
姫「申し訳ありません……」
魔王「だがちょうどいい、あの浮かれきった民を観てみろ」
魔王「あの者達は奴隷が少し勝ったぐらいで余を倒せると本気で信じている…」
魔王「実に滑稽だとは思わんか?」
姫「・・・・」
魔王「黙ってしまったのは姫も同類だからか?」
姫「いえ…」
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