勇者「ドラゴンハート」
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101: ◆VTkGRpPzmUQh[saga]
2018/03/22(木) 01:31:44.28 ID:gpNwN/uA0

ドラゴン「ほう、ならば聞かせてもらおうか」

奴隷「何をだよ?」

ドラゴン「とぼけるな、姫のどこに惚れたかよ」

奴隷「はあ〜? 何で言わなきゃならねえんだよ!」

ドラゴン「まあ良いではないか。感覚感情はわかっても記憶の共有は無理でな」

奴隷「おい、むしろそこらついて詳しく聞かせろ」

ドラゴン「知りたいのだ。 儂の命の恩人の、どこに惹かれたのか」

奴隷「……笑わないか?」

ドラゴン「姫に誓って」

奴隷「……笑ったんだ」

ドラゴン「こうか?」ニィッ

奴隷「そういうんじゃなくて……。俺だって、相手が見下してんのかどうかぐらい分かる」

ドラゴン「ああ、なるほど。 確かに姫の笑い声に侮蔑は込められておらぬからな」

奴隷「・・・・」

ドラゴン「どうした?」

奴隷「やっぱ、言うんじゃなかった」

ドラゴン「くっくっくっ…、話してくれた事に感謝しよう。 やはり勇者は押しがいのある背中をしておる」

奴隷「くそドラゴン」

ドラゴン「はぁ〜はっはっはぁ〜! 拗ねるな拗ねるな!」

ドラゴン「見下してるかどうかぐらい、分かるのであろう?」
 


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