【ミリマス】メタフィクションとの狭間だぞ琴葉
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10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/12/20(水) 14:15:30.15 ID:duWisrhGo

琴葉「――でも、だからこそ、今回の票数に納得することはできません」


琴葉「そもそもプロデューサーは姑息すぎます」

琴葉「前回役を逃した私に投票できるとなったなら」

琴葉「スタイルが特別良いワケじゃない、抜群に歌が上手いワケでもない」

琴葉「面白いことだって言えないし、尖った個性があるワケでもない」

琴葉「真面目だねって褒められても、そのせいでみんなを窮屈にさせてる気さえする」

琴葉「そんな私に、私にでも! 同情から票を流しちゃう人たちが居ないとは――」


P「お、おい琴葉。そんなに卑屈になるんじゃない!」

P「お前は魅力的なアイドルだし、何と言うかこう、庇護欲をそそるオーラがある」

琴葉「褒め言葉には聞こえません!」

琴葉「私だって知らないワケじゃないんですよ? 世間じゃ重たい重たいって!」


琴葉「でも、仕方ないじゃない! 知らず、重たくだってなる!」

琴葉「なんの武器も! 取り柄も! 強さも持たない私がアイドルを続けられるのは!」

琴葉「褒めて、叱って、励まして、支えてくれるアナタが居るからなんですから!」

琴葉「一番失くしたくなんて無い、かけがえない繋がりだから……」


琴葉「だから大切だって大事だって、言葉や態度に出すのがそんなに悪いことですか!?」



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