28:名無しNIPPER[saga]
2017/12/23(土) 15:17:42.51 ID:iRIf3iCvo
*神世紀300年・郡千景視点
三好夏凜「友奈!?」
三ノ輪銀「友奈さんッ!?」
東郷美森「ああ……我が祖国に敵が……!」
結城友奈「──ここ、だぁー! 勇者……連打っ! えい! えいっ! とおっ!」ヒュンヒュンヒュン
犬吠埼樹『わあ、見る見るうちに減っていきます!』キュッキュ
郡千景(古びたゲームコーナーの一角、結城さんが筐体のボタンを慣れない手つきで連打していた。けれど、そこには確かに光るものもあって──)
千景「ふふっ。結城さんったら、私が教えた名古屋打ちをこんなにも早くマスターするなんてね」
美森「名古屋……! あの金鯱城のあった場所ね!」
千景(キンシャチ城? ……ああ、名古屋城のことね)
犬吠埼風「……しっかしあれよねー、インベーダーゲームに熱中している中学生なんて四国中探してもアタシたちくらいのもんじゃない?」
千景「それ以前に最初から疑問だったのだけれど、インベーダーゲームが現存しているこの旅館って何なの?」
銀「あー、確かアタシが小さい時くらいだったのかな? レトロゲームが物凄く流行っていたってなんかの本に書いてありましたよ」
千景「……テーブル型のアーケードゲームがレトロ、ねぇ……」
千景(私が居た西暦の現代でさえ、濃いマニア向けの店に行かなければお目に掛かれないそういう筐体なのよ? それが遙か三百年以上未来に現存していて、しかもプレイすることが出来るなんて……。流石に復刻品であるとは思うけれど、それでもそこには確かに受け継がれてきたゲーマーたちの変わらぬ魂があって……少しだけ嬉しくなってしまったのは内緒の話)
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