【ミリマス】のり子「求ムVS マイ・リーズン」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 02:49:11.35 ID:gG3V5o6J0
歌織 「海美ちゃんは元気ね。私も見習わなくちゃ」
環 「冷蔵庫にジュース入ってたー。ふたりも飲むー?」
紗代子「ありがとう、環ちゃん。手伝おっかー?」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 02:49:59.62 ID:gG3V5o6J0
環 「おまたせー」
歌織 「ありがとう環ちゃん。とっても偉いわ」
環 「くふふ。どういたしましてだぞ」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 02:51:13.62 ID:gG3V5o6J0
環 「環も飲もー」
歌織 「それじゃあ私も…?…!待ってふたりとも」
環 「どうしたの!?かおり?」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 02:52:20.54 ID:gG3V5o6J0
海美 「っていうわけ」
のり子「何してるの!?莉緒さんもこのみさんも!?」
このみ「返す言葉もありません」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 02:53:22.15 ID:gG3V5o6J0
紗代子「のり子さん温かいです」
ああ、そんなにぐりぐり頭を擦りつけないで、変な気分になっちゃうじゃん!
海美 「のりさん、さよちんを任せたよ。私は環を元気にするから。ね?環、いつまでも落ち込んでないで外に遊びに行こう?一緒に石切りしよっか?それともアスレチックまで行く?うん、行こっか。じゃあ、のりさんどうにか任せたよ」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 02:54:33.66 ID:gG3V5o6J0
紗代子「のり子さん、こっち向いてくださいー」
紗代子の声で思わず、顔を向ける。近づいてくる紗代子の顔。眼鏡の向こうで潤む瞳。今にも触れ合いそうな唇。
のり子「って、危な!」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 02:55:36.14 ID:gG3V5o6J0
紗代子「チューしてくれないんですか?」
のり子「ダメ」
紗代子「どうしてもですか?」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 02:56:23.79 ID:gG3V5o6J0
のり子「この酔っ払いどうしたらいいのさ?」
莉緒 「このみ姉さんがそうなったときは寝かせているわ。存分に楽しんだ後だけどね」
このみ「え、嘘!?私あんな風になってるの?」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 02:57:11.49 ID:gG3V5o6J0
のり子「ほら、紗代子仮眠室行こう?少し寝れば良くなるよ」
紗代子「のり子さんがチューしてくれるまで動きません」
ああ、もうこの子は酔っても頑固なとこは変わらないのか。仕方ないなぁ。
17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/19(火) 02:57:59.75 ID:gG3V5o6J0
今がチャンス。そう思って歌織さんに「紗代子を仮眠室に連れて行きます」と言って控え室を出た。背中に莉緒さんとこのみさんの泣き声が聞こえてきた気がしたけど、きっと空耳。気にせずに廊下を歩いて行く。
運良く誰にも見られないで仮眠室にたどり着いて、ベッドの上に紗代子を下ろす。ベッドの上に寝かされた紗代子は肌がお酒と興奮のせいで桃色に上気していて、荒い息遣いがいけない気持ちにさせる。アタシの理性は初めて控え室に入ったときからどんどん弱っていって、今では本当に最後の糸が切れる寸前だった。
早くここから出なきゃ、急いで、紗代子の方を見ないで。そう思っていたのに、酔っ払っている人をほっといちゃまずいんじゃって考えが頭に浮かんで、紗代子の顔をじっと見てしまった。
潤んだ綺麗な目。二回も頬に落とされた唇。その唇が動いて「のりこさん、だいすき」なんて言うから、頭の中で糸が切れる音が聞こえちゃった。
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