アークロイヤルとネルソンが飲み比べ対決をやって思わぬ展開になった話
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3:名無しNIPPER
2017/12/18(月) 02:26:01.92 ID:Aj+otFhv0
ロドニー「あれ?言ってませんでしたっけ? 姉さんが中等部3年の時、別の士官学院からアークロイヤルさんが転校してきたんですよ」


ロドニーは少し驚いてわずか大きく目を見開いた。

そして、そのまま彼女は姉妹の身の上を語り始めた。


ロドニー「私たちはロイヤルのミドルクラス......つまり中流階級の家に生まれました。」


ロドニー「母は一代で身を興しロイヤルネイビーの作戦幕僚長にまで出世し父がその部下でした。ですのでその関係上、私たちも将来はロイヤルの国防に携わる人間になることを期待されて士官学院に入ることになりました」


ロドニー「小さいころの姉さんは手の付けられないおてんば娘でした」


指揮官「今じゃ、考えられないな」


ロドニー「ええ、そうですね。でも、姉さんは小さいころから困った人を放ってはおけない性格で階級云々もあまり気にしない人だったんです。なので、労働者階級のあまりお行儀の良くない子達に混じって遊んでいつも汗まみれ泥まみれで家に帰るものだからメイドや母にいつも叱られていました」


そう言うとロドニーは懐かしさに顔をほころばせた。その口調から誰でも分け隔てなく接し心優しく思いやりある姉を心から慕っていることが伺えた


ロドニー「小等部は平穏無事に学生生活を送っていましたが、中等部に上がり上流階級の令嬢がクラスの大半を占めるようになるとああいう姉ですから途端に煙たがられるようになりました」


指揮官「あぁ.......」


ロドニー「それはもう上履き隠されるわ、教科書捨てられるわでひどい有様でした。そんなことされて黙っていられないのも姉ですから事あるごとに喧嘩になり毎日のように先生や母に怒られる日々でした」


ロドニー「まだ臆病で幼い私は家で涙に暮れる姉に寄り添う事しか出来ませんでした」


楽しげに語るロドニーの表情は姉の悲惨な日々の話になると途端に低い雲が顔に立ち込めるようになっていた。

ちなみに当のネルソンはアークロイヤルを徹底的に絞り上げて一方的なワンサイドゲームの様相を呈している


ロドニー「姉はもう上流階級どころか同年代の子供たちも信じられなくなり次第次第に自分の殻に閉じこもるようになっていきました」


ロドニー「ですが、中等部3年の夏にアークロイヤルさんが転校してきて全てが変わっていきました」


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