61: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2017/12/17(日) 18:12:43.87 ID:sV3pFbv90
アーニャ「で、楔を介して約束を破ってしまったことをママは知ってしまった」
アーニャ「怒ったママは、もっとも苦しむ方法でパパを氷付けにしようとしたの」
聖「それが……アーニャちゃんに取り憑くこと?」
アーニャ「ダー」
アーニャ「幼いアーニャがパパに最初に言葉を話すとき、『約束を破って、許さない』って言ったパパを氷付けにさせる」
アーニャ「それがママの狙いだったの」
朋「うっわ……」
みく「あいつやっぱくそったれにゃ」
アーニャ「そうね」
アーニャ「……で、それは成功。パパは氷付け」
アーニャ「怖くなったママは私を置いて失踪……当然ね」
アーニャ「そして、私は一人……ううん、ママと二人きりになったの」
聖「……じゃあ、それからはずっと」
アーニャ「ええ。この体の中で、ママにたくさんのことを教わったわ」
アーニャ「ママがいなければ、私はまだずっと赤ん坊だったかもしれないし……」
アーニャ「もしかしたら、死んじゃってたかもしれないわね」
アーニャ「だから、アーニャにとってはママは本当に大切なの」
聖「……」
モバP「……人を氷付けにしていた理由は、アーニャに取り憑き続けるためか」
アーニャ「ダー。人を糧にして力を得る……半分はその理由ですね」
朋「……半分はって……もう半分は?」
アーニャ「趣味」
朋「趣味……」
アーニャ「ママは綺麗なものが好きだったのよ。だから、そばでずっと飾っておきたかったんだって」
アーニャ「ね、ヒジリ?」
聖「……」ゾクッ
アーニャ「ふふ……今の私にあんな力は無いわ。そんなに怖がらないで」
アーニャ「もう何もできない……ただの冷たい人よ」
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