雪ノ下雪乃「比企谷くんってセックスが下手なのね」
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7:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:01:01.95 ID:xP7YGYVO0
八幡「お前だって、その慎ましげな胸をまな板とか絶壁とか如月千早とか言われたらへこむだろ?」
雪乃「……くっ……」
八幡「あ、悪い。今のは別に嫌みで言ったわけじゃないぞ……ものの例えで」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:02:15.33 ID:xP7YGYVO0
八幡「まあ、俺も健全な高校生男子だからな。豊満なおっぱいの中には男の夢と希望が詰まっているまである」
雪乃「そう……。でも、だったらどうして私を」
八幡「けれども、胸の大きさだって所詮は身体的特徴の一つに過ぎないんだよ。それだけで人間の価値が決まりはしない」
9:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:03:19.70 ID:xP7YGYVO0
雪ノ下はすがりつくように俺の胸板に顔を寄せる
雪のように白くて透明感のある肌と、流れるように艶やかに伸びた黒髪が地肌に触れる
彼女は今、俺の心音を直に耳にしているのだろう
10:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:04:46.43 ID:xP7YGYVO0
雪乃「私は上手く言い表せないの。あなたに対するこの溢れる感情の意味を」
雪乃「でも、あなたの言になぞらえるならば、やっぱり……私も、あなたのことが好きなのかもしれない」
八幡「別に無理に言語化する必要はないんじゃねぇの」
11:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:05:40.17 ID:xP7YGYVO0
雪ノ下の華奢な身体を優しく包み込むように抱きしめる
彼女の瞳は潤み、憂いを帯びた表情は普段の凛々しさとはかけ離れ、か弱さすら感じさせた
彼女が外に向ける強さと内に秘める弱さ
12:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:06:39.20 ID:xP7YGYVO0
雪乃「比企谷くん……私……怖いわ」
八幡「何が怖いんだよ」
雪乃「私たちの関係は、もう後戻りできないということが」
13:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:07:51.78 ID:xP7YGYVO0
変わりゆく雪ノ下雪乃と、変わってしまうであろう比企谷八幡
由比ヶ浜はすぐに、俺達の関係の変化を察するだろう
彼女のことだ
14:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:08:38.54 ID:xP7YGYVO0
雪乃「それだけではないの」
八幡「他に、何かあるか。陽乃さんのこととか、実家のこととか……か?」
雪乃「それもあるけれど……一番不安なのは」
15:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:09:10.12 ID:xP7YGYVO0
雪ノ下は両手を俺の背中に回し、まるで赤ん坊が母親に対してそうするように俺をきつく抱き締める
そんな彼女の体は小刻みに震えていた
16:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:10:21.42 ID:xP7YGYVO0
雪乃「あなたが……あなたまでが……いずれどこかに行ってしまうんじゃないか」
雪乃「それが不安で仕方がないの……」
八幡「…………」
17:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:10:59.94 ID:xP7YGYVO0
彼女の身体を抱き返す
決して離したりしないように
決して逃がしたりしないように
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