雪ノ下雪乃「比企谷くんってセックスが下手なのね」
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12:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:06:39.20 ID:xP7YGYVO0
雪乃「比企谷くん……私……怖いわ」
八幡「何が怖いんだよ」
雪乃「私たちの関係は、もう後戻りできないということが」
13:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:07:51.78 ID:xP7YGYVO0
変わりゆく雪ノ下雪乃と、変わってしまうであろう比企谷八幡
由比ヶ浜はすぐに、俺達の関係の変化を察するだろう
彼女のことだ
14:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:08:38.54 ID:xP7YGYVO0
雪乃「それだけではないの」
八幡「他に、何かあるか。陽乃さんのこととか、実家のこととか……か?」
雪乃「それもあるけれど……一番不安なのは」
15:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:09:10.12 ID:xP7YGYVO0
雪ノ下は両手を俺の背中に回し、まるで赤ん坊が母親に対してそうするように俺をきつく抱き締める
そんな彼女の体は小刻みに震えていた
16:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:10:21.42 ID:xP7YGYVO0
雪乃「あなたが……あなたまでが……いずれどこかに行ってしまうんじゃないか」
雪乃「それが不安で仕方がないの……」
八幡「…………」
17:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:10:59.94 ID:xP7YGYVO0
彼女の身体を抱き返す
決して離したりしないように
決して逃がしたりしないように
18:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:11:52.60 ID:xP7YGYVO0
――それからどれほどの時間が経過しただろうか
ゆっくりと抱擁を終え、お互いに向き合った
19:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:13:34.84 ID:xP7YGYVO0
雪乃「ふふ。確かに、無様に打ち捨てられる憐れな姿は、あなたのほうがお似合いかもしれないわ」
八幡「まあな。むしろぼっちとしての人間強度が高まるから打ち捨て上等まである」
雪乃「あら、あなたの無様なモノがまたそそり立っているじゃない。どれだけ性欲の塊なの。野性の獣かしら?」
20:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:14:35.91 ID:xP7YGYVO0
結局、自分が追い求めている本物とは何だったのか
それはセックスをしたところで分からなかったし、仮に分かったつもりになったとしたら、
そのセックスは欺瞞に満ちた遊びであり、ただの偽物なのだろう
21:名無しNIPPER[saga]
2017/12/17(日) 04:15:33.31 ID:xP7YGYVO0
だから、今日も言葉を交わし続ける
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