【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/01/07(日) 18:36:45.71 ID:ZtE3BbpK0
「よく、わかんないグリ……でも」
そんな中、一番最初に我に返ったのは、ブレイだった。
「……とりあえず、受け取るグリ! 勇気のロイヤルブレスグリ!」
「!? しまっ……」
そう。その瞬間こそ、まぎれもないチャンスだったのだ。ゴーダーツが慌てた声を上げるがもう遅い。ブレイが投げたロイヤルブレスは放物線を描き、再びそれを装着すべき人間の手に収まったのだ。
「……ごめんね、ブレイ」
「いいグリ。ブレイは、ゆうきを信じてたグリ」
ロイヤルブレスを腕に装着する。ほんの一時間くらいつけていなかっただけなのに、なぜか懐かしい感じがした。心の底から、力が湧いてくるような気がした。
「受け取るグリ! 勇気の紋章グリ!」
薄紅色の光がブレイから放たれる。その光はまっすぐにゆうきへと向かい、その空いた手に収まり、形を成す。
勇壮なる、翼を持つ獅子。
勇気を象徴する神獣、グリフィンの力。
「わたしはもう……迷わない!」
流れるような動作で、勇気の紋章をロイヤルブレスへと差し込む。
そして、ゆうきは叫んだ。
「プリキュア・エンブレムロード!」
激烈な光が、色が、ゆうきの身体を包み込む。
それは温かく優しい光。けれど苛烈で、たしかな力を感じる、圧倒的な力の光。
ゆうきの身体を取り巻くその光は、やがてゆうきをリボンのように覆っていき、衣装へと姿を変える。
胸元のリボン。フリフリのフリルスカート。ショートブーツ。
薄紅の光が、ゆうきの姿を変えていく。
そして、その光が炸裂する。
はるか上方より轟音を立てて大地に降り立つ。
それはすでに、ゆうきであってゆうきではなかった。
「立ち向かう勇気の証! キュアグリフ!」
勇猛なる桃色の光が舞い上がり、散った。
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