【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
2018/04/22(日) 20:53:58.34 ID:TS+ShyS90
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「う、うそでしょ……!?」
数えきれる量ではなかった。木工室中を埋め尽くさんばかりに、大量のウバイトールが発生する。
「まずいわ! 退路を断たれる前に、外に逃げるわよ!」
「うん!」
めぐみが先導し、素早く窓を開ける。ゆうきとあきらは肩に誉田先生の手を回し、少し引きずるようにはなってしまうが、丁寧に運ぶ。大量のウバイトールが狭い場所でうまく動けないうちに、誉田先生を連れた三人は、外に逃れることができた。
「ちょっと、ブレイ。あれは一体何事なの?」
カバンに呼びかけるも、返事はない。ブレイは、カバンの中でガタガタと震えていた。
「ど、どうしたの、ブレイ?」
「あっ、あのときと、一緒グリ……」
「あのとき?」
「……ロイヤリティが滅んだときと同じ闇の波動レプ」
震えるブレイに変わり、ラブリが答えた。
「あの闇の波動は、世界中を闇の化身――ウバイトールで埋め尽くすに足るだけの力を持っているレプ。もしもあの闇がもっと大きくなれば、ホーピッシュも、ロイヤリティと同じ命運を辿るレプ」
「でも、今はプリキュアがいるニコ!」
めぐみのカバンからフレンが顔を出す。
「そう、ドラ。あきらたちの力があれば、この闇も止められるはずドラ」
あきらのカバンからパーシーも飛び出した。
「……レプ。まだ、ロイヤリティが滅んだときとは状況が違うレプ。どうやら、いま闇に侵食されているのは、この世界のほんの一部だけのようレプ。だから、今すぐあの闇を浄化すれば、ホーピッシュヘのダメージはないレプ」
「……うん。それだけわかれば十分だよ」
ゆうきはロイヤルブレスに手を置いた。勇気を象徴する伝説の腕輪が、ゆうきに力をくれるようだった。ゆうきはめぐみとあきらと目配せし合い、頷いた。
「いくよ! みんな!」
「ええ!」
「うん!」
妖精たちも身を乗り出し、叫ぶ。
「勇気の紋章!」
「優しさの紋章!」
「情熱の紋章!」
「「「受け取るグリ!」 ニコ!」 ドラ!」
三人の王族から光が飛ぶ。それぞれの光は、それぞれの戦士の手に渡り、カタチを成す。それは、勇気、優しさ、情熱を象徴する紋章だ。少女たちはそれを、ロイヤルブレスへと差し込んだ。そして、伝説の戦士の宣誓を叫ぶ。
「「「プリキュア・エンブレムロード!!!」」」
光が爆発する。三人となった伝説の戦士は、その光の力を三倍以上に増幅しているようだった。世界に一時的に色が戻るような、そんな圧倒的な光を放ちながら、少女たちはその姿を変えていく。
薄紅色の、勇気のプリキュアへ。
空色の、優しさのプリキュアへ。
紅蓮の、情熱のプリキュアへ。
そして、伝説の戦士へと姿を変えた少女たちが、はるか上空より大地に舞い降りた
「立ち向かう勇気の証! キュアグリフ!」
「守りぬく優しさの証! キュアユニコ!」
「燃え上がる情熱の証! キュアドラゴ!」
「「「ファーストプリキュア!!」」」
光の世界ロイヤリティ、その伝説の戦士が、闇の軍勢に真っ向から対峙する。
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