【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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45:名無しNIPPER[saga]
2017/12/31(日) 10:02:21.03 ID:0m/dVbvg0
「……え? え!? ええ!? なんなのこの格好!?」

「これが、伝説の戦士、プリキュアの姿……?」

 フリフリと派手な装飾がそこかしこについている割には、なぜか軽くて動きやすい、不思議な服装だった。

「け、結構かわいいかも……」

「ま、まぁ、悪くはないかしらね」



「ふっ……ふははははははははは!!」



 大きな笑い声が響いた。ゴーダーツのものだ。

「強大な光の力が集約したから何が生まれるかと思えば……小娘ふたりの衣装が変わっただけか。くだらん」

「ふん! そんなこと言ってられるのも今のうちニコよ!」

 ゴーダーツの嘲弄に、フレンが噛みついた。

「よかろう。ならば伝説の戦士プリキュアとやらの力、見せてみるがいい! ウバイトール!」

『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』

 吹き飛ばされて壁にめりこんでいたウバイトールが立ち上がる。

「ち、ちょっと!? 勝手にヒートアップしないでよ!」

 こちらはまだ何が何だか分からないというのに、ゴーダーツはやる気満々の様子だ。

「うろたえてないで、構えるグリ! キュアグリフ!」

「へ? へ? へ? キュアグリフって……もしかしてわたしのこと!?」

「さっき自分で名乗ってたグリ」

「いや、だってあれは……なんか、勝手に……」

「……仕方がないわね。覚悟を決めるわよ、キュアグリフ」

「あ……えっと……」 傍らに同じ境遇のクラスメイトがいる。それだけで心強い。「……うん! キュアユニコ!」

 ドドドドド、と轟音がした。

「ひっ……!?」

 巨大なウバイトールが走ってくる音だ。

「や、やっぱり怖い!」

 キュアグリフは反射的にブレイとフレンを抱え、横に跳んだ。

「わっ……わあっ!!」

「わぁ……すごいグリ!」

 ブレイの歓声が上がる。もっともだとは思う。グリフはひとっ飛びで軽く5メートルは移動していたのだ。それも、宙返りのオプション付きで。

「な、何これ!? 身体が軽い……」

「それが伝説の戦士の力ニコ。ロイヤルブレスと紋章があんたに力を与えているニコ」

「そうなんだ……って、ユニコ!?」

 振り返れば、こちらに突っ込んでくるウバイトールに対し、キュアユニコが悠然と立ったままだ。


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