【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/01/21(日) 11:20:05.36 ID:agWmrLpM0
「すごいわ! グリフ!」
ユニコが駆け寄ってくる。
「ううん。わたしだけの力じゃないよ。ユニコが、ウバイトールを足止めしててくれたからだよ」
お互いに手を取り合い、無事を喜び合う。それだけのことが、とても嬉しい。
「それがカルテナなのね。すごい力だわ……」
「うん。わたしもびっくりしちゃった」
しかし、いつまでもそうしているわけにはいかない。敵はまだ目の前にいるのだ。
「ば……馬鹿な。こんな力を、プリキュアは持っているというのか……。デザイア様に報告しなければ」
ダッシューが震える声で呟く。
「……次は覚えているといい。やられっぱなしで終わるものか」
「何度来たって、わたしたちは負けないよ」
グリフはカルテナの切っ先をダッシューに向け言い放つ。
「それどころか、いつかあなたたちを改心させて見せるんだから!」
「……できるものならやってみろ」
そう捨て台詞を残すと、ダッシューは霞のようにかき消えた。
グリフとユニコの変身も解け、世界に光が、色が、そして音が戻る。
「あっ……ユキナと有紗、練習やってる。最後の通し稽古かな」
ゆうきは舞台の上で通し稽古を続けるふたりを見つめ、心の中でそっと思った。
ブレイとフレンが言っていた希望の力。その意味が、少しだけ分かった気がしたのだ。
「……輝いているわね、あのふたり」
「うん!」
きっとふたりは明日、素晴らしい演劇を見せてくれることだろう。
希望に満ちあふれた、素晴らしい演劇を。
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