【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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169:名無しNIPPER[saga]
2018/01/21(日) 11:17:41.07 ID:agWmrLpM0

…………………………

 ギイン!! と、凄まじい金属音が鳴り響いた。

「っ……なんだ、これは……!」

 それは、ダッシューののこぎりとグリフのカルテナとか激突した音。

「……分からないけど、分かる。これは、わたしの新しい力だよ」

「っ……そんなもので何ができるんだい?」

「できてるじゃない。あなたののこぎりを受け止めてるよ?」

「ッ……」

 のこぎりとカルテナを挟み、欲望の戦士と伝説の戦士が向かい合う。しかしこのときばかりは、圧倒的にグリフに分があった。

「大切な友達をバカにして、大事な友達を傷つけようとしたあなたのことを、わたしは絶対に許さない!」

「ぐっ……!」

 グリフの手の中のカルテナが薄紅色に輝き、ダッシューをのこぎりもろとも吹き飛ばす。

「なんだ、この力は……これは、一体……」

「分からないだろうね。何もかもを、自分の欲望でしか見られない、いまのあなたには」

 グリフはしかし、そんな相手にも言葉を紡ぎ、諭す。

 それが、グリフの希望だからだ。

「……けれど、いつか分かってもらうよ。それが、わたしの希望だから」

 そして、グリフは床を蹴り、飛んだ。加速するグリフが身体に纏うように、薄紅色の “立ち向かう勇気の光” が追従する。

 その姿は、さながら空を駆ける翼持つ獅子。

 勇気の国のシンボル――神獣グリフィンそのものだ。

「あれが……グリフと、カルテナの力グリ……」

 薄紅色の光が翼の如く展開する。空を駆ける伝説の戦士は、カルテナを右に構え、そのままウバイトールへと突撃する。



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